温もりのある木の一輪挿し。FUQUGI「VASE」

少しずつ肌寒くなり、冬の訪れを感じる季節となりました。
クリスマスも近づいてきていますので、今回はプレゼントとしても素敵な一輪挿し「VASE」のご紹介です。

鹿児島県霧島市の山中にある小さな工房FUQUGI（フクギ）。
榮大貴（サカエダイキ）さんがすべての商品を一人で手づくりされています。
屋号の由来は、元々オーダー家具の製作でご両親が営まれていたふくぎ工房から。フクギはお父様のご出身でもある沖縄に多く育つ樹種で、暖かな地域で育ち、昔から台風から守ってくれるためのありがたい木とされていたそうです。
そんな暖かな屋号の下で作られる食器や一輪挿しは、木材の持つ豊かな表情が最大限に活かされています。

角/ナチュラル

FUQUGIの商品は榮さんにとって身近な存在に感じたというスギを中心に製作され、その中でもVASEには同じ針葉樹であるレッドシダーが使用されています。
レッドシダーの特徴は、優れた耐久性と木の中心に近い心材と外側に近い辺材で色味が異なり、様々な色合いを持つことです。
同じ塗装色であっても、個性ある木目と色合いがそれぞれ出るので選ぶ楽しさも広がりますね。
また針葉樹の特徴として、空気を多く含むことで肌触りがあたたかく、その木の温もりを感じていただくためオイル仕上げにこだわっています。

形は、多角形で個性が光る「角」と、愛らしいフォルムの「丸」の2種類あり、どちらも木を削る角度によって出る、表情の違いを活かすための形となっています。
色は、木材らしさが全面に出ているナチュラルと、草花の存在が引き立つブラックの2色です。
ドライフラワーはもちろん、ガラス管が付属しているため、水挿しも可能ですので、ご自宅で育てている植物の枝や花を挿してみてもいいですね。