柔らかいフォルムで掛け心地にもこだわった「Tチェア」

直線的なダイニングチェアに比べ、曲線的なTチェア。
Tチェアは大きく湾曲した背もたれ、脚には木管が多く使用され、全体に丸みを帯びた優しい印象のデザインです。
1960年代のダイニングチェアのデザイン要素を取り入れつつ、カリモク家具が持つ座り心地のノウハウを加え、体への負担を配慮したデザインは流行にとらわれず2009年の発売以来、今もなお愛され続けられています。

曲木によってつくられた背もたれは、座った際に背筋をきれいなＳ字ラインに保ち、快適な背当たりになるような角度がつけられています。
また、左右に広く伸びた背もたれは、テレビを視聴する際など身体を斜めにあずけてもきちんと背中を支えてくれ、日常の様々なシーンでも快適に使用していただけますよ。

シートも横に広く、緩やかなカーブがついたお椀型になっているためゆったりと座ることができます。
そのシートは、クッションタイプと板座タイプの2種類。
クッションタイプはダイニングチェア同様、ポリエルテルのメッシュを張った「布バネ構造」を採用。座り心地を上げつつ、軽量化を実現しています。
板座タイプは、食べ物等をこぼしてしまっても拭き取りやすく子育て世代の方におすすめですね。
板座特有の滑りやすさは、ノンスリップ塗装を施すことで滑りにくく、快適にご使用いただけます。
パターンオーダーに対応しており、張地と木部色をお好みで選び、お気に入りのTチェアに仕上げることができます。

構造は、負荷が集中する後脚とシート下桟の接合部分は「地獄ホゾ継ぎ」と呼ばれる接合方法を採用。
また、背もたれの板は左右合計6か所をダボとボルトで後脚部材にしっかりと固定し、そのボルトも見えないよう木栓で丁寧に塞いでいます。
長く使って安心な構造にこだわりつつ、見た目も美しく仕上げるカリモク家具らしいこだわりポイントです。