カリモク60を象徴する張地「モケットグリーン」

カリモク60と聞くと、思い浮かべる方も多い「モケットグリーン」の張地。
Kチェアやロビーチェアと同様に、ブランドを表現するアイコンのひとつと言っても過言ではないでしょうか。
今回はそんなモケットグリーンの魅力をお伝えしたいと思います。

モケット素材は、電車やバスなどの車両用シートに多く採用されています。
なぜなら布地の中でも耐久性、耐摩耗性に優れた素材だからです。
カリモク60のモケットグリーンは車両向けモケットに対して、約２倍パイル密度で織られており、毛が折れにくいなどより耐久性が高い仕様で作られています。

毛足があり風合いや触感が柔らかい事がモケットの特徴ですが、モケットグリーンは一般的なモケットと比較して、毛足が長くボリューム感があり触り心地が良いことです。
その秘密は、毛並みを平滑にする行程（シャーリング）を一般的には２回程ですが、３回行いあえて旧式のシャトル織機で時間をかけて織ることで、高速織機には出せないボリューム感のある、やわらかな風合いに仕上げました。

　左：ピュアオーク色　右：ウォールナット色

モケットグリーンは、中間色のウォールナット色やダーク系のモカブラウン色の木部と合わせると、深みのある雰囲気が楽しめます。
また、ピュアオークやピュアビーチ色のライト系の木部と合わせると、グリーンの鮮やかな発色から爽やかな印象を受けます。
同系色でまとめた空間にレイアウトするとアクセントにもなってくれるなど、実は初心者でもコーディネートしやすい張地です。