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長い間使い、生活の一部となった家具はいたみやキズができることも。
また、クッションの経年変化により、座り心地が変わってきたりもします。
そういった変化も一緒に過ごした歴史となり愛着が湧いてくるものですが、へたったシートでは身体への負担が大きかったり、破れたままの張地だと引っかかってけがをしてしまう恐れも。
カリモク60ではより長く家具を使っていただくために、張替えやパーツ交換によるメンテナンスを行っています。
今回は特に依頼が多い3つのアイテムのパーツ交換が可能な部分と、購入時期によって変化する仕様についてご紹介します。
<Kチェア>
Kチェアは5つに分かれるパーツを全て交換することができます。
製造年代によってはアームを取り付けるボルト位置が異なるため、カリモク60のブランドプレートが付いていない仕様の場合は、以下の事前確認をしていただいています。
■製造年代の判別方法
これまでに3回、アームを取り付けるボルト位置の変更があったKチェア。
それらを年代別でまとめたので、ぜひお持ちのKチェアと見比べてみてください。
・1971年まで
現行品と比べて前脚のボルト位置が高い
※こちらの仕様でシート交換をする際は「旧仕様で」とご依頼ください。
・1971年~1994年
前脚のボルトが上下2つ
前下桟と平行な位置
※こちらの仕様でシート交換をする際は「旧仕様で」とご依頼ください。
・現行品(2002年以降は、座って右側のアームにカリモク60プレートが付いています)
<ロビーチェア>
ロビーチェアは、シートクッションの交換が可能となり、その他の部分は張替えの対応となります。
2015年以降に製造された仕様は現行品モデルとなり、1、2、3シーター全て同じサイズのシートで交換ができます。
2015年以前に製造された1シーターのみ、現行品ではゆとりが生じてしまうため、製造年代の確認が必要となります。
■製造年代の判別方法
ロビーチェアはシート裏のボタンの有無によって判別することができ、とても簡単です。
左:ボタンあり→2015年以前
右:ボタンなし→2015年以降
※1シーターで裏にボタンが付いている場合のみ「旧仕様で」とご依頼ください。
<ダイニングチェア・Tチェア>
最後にご紹介するのはダイニングチェアとアームレスダイニングチェア、そしてTチェア。
実はシート部分のパーツ交換が可能です。背もたれの張地は張替え対応となります。
一見見分けがつきにくいですが、2011年にシート裏の取り付けネジが変更されました。
また、ダイニングチェアはアームの有無によってシートのサイズが異なるのでご注意ください。
■製造年代の判別方法
ダイニング系チェアは、ロット番号からの判別しております。
商品の裏に付いているシールの表示(製品品番とロット番号)をスタッフへお伝えください。
実はこのシールはすべての商品についています。
Kチェア、ロビーチェアなどのパーツ交換時にもご用意いただけるとより確実なご案内が可能です。
確認はお電話などでも受け付けていますので、お気軽に直営店へお問合せください。
メンテンスをしながら長く使うことができるのもカリモク60の魅力のひとつ。
そして限られた資源を大切に使うことも、木を扱うメーカーとして大切にしていきたいと考えています。
一部のパーツ品はオンラインストアでもご注文が可能です。
ご希望のパーツや張地によっては年内にお届けできるご注文日が迫ってきていますので、メンテナンスをご検討されている方はお早めに各店舗までご連絡ください。
愛着を持って使い続けていく良さを、ぜひカリモク60の家具で感じてくださいね。
■Kチェア:1シーター・2シーター
■ロビーチェア:1シーター・2シーター・3シーター
■ダイニングチェア
■アームレスダイニングチェア
■Tチェア
展示店舗:新宿店・豊洲店・自由が丘店・名古屋店・大阪店・西宮店(2023年11月10日現在)
スタッフ 古閑