現在開催中の企画展「松野屋の荒物 民衆的手工業から生まれた道具」よりおすすめ商品をご紹介します。

はじめにご紹介するのは、栃木県で製作されている「和ぼうき東京型」です。
かつて、東京向けの出荷が主だった頃に「東京型」と名づけられ、現在もその名称で親しまれています。
また、ほうき草を束ねて丁寧に編みこまれた黒と赤の糸の配色は、松野屋オリジナルカラーです。
ほうきは音が静かで小回りが利きやすいので、夜間にちょっとお掃除したい時などにおすすめ。あたりが優しいので畳やフローリングなどに最適ですよ。
穂先に掃きぐせがついたらカットして丁寧にお手入れをすることで、永く使い続けることができます。電気を使わないほうきは環境にも優しく、電化製品中心の掃除道具の見直しにも繋がりそうですね。

続いては、大正12年創業の大阪府の町工場で製作されているシンプルなデザインと素朴な雰囲気が魅力の「トタン文化ちりとり」。
プラスチック素材のちりとりと比べ、丈夫なため日常使いに最適です。
持ち手部分を壁などのフックにかけて収納すると場所をとりません。また、玄関先などにほうきと一緒に置くだけでインテリアとしても様になりますね。
製造にたくさんの工程と技術が必要で手間が掛かっているのにもかかわらず、お手軽な価格も魅力です。

最後にご紹介するのは、インドネシア産の籐を使い長野県で編んで製作される「籐一本手買物かご角（大）」です。
持ち手は腕に通して持つのにも便利な高さのデザインで、かごの深さもうれしい大容量サイズです。
買物かごとして使ったり、果物や野菜、日用品や書籍を収納するかごとしても活用でき、マルチに使い回しができて重宝しますよ。
はじめのうちは真っ白な籐も、徐々に風合いを増し飴色に経年変化していく様子は、愛着が湧くこと間違いなし。

「ベストでもベターでもない、ナイスなものづくり」を基盤にセレクトされた松野屋の現代の暮らしにも調和する「荒物」の数々。
温かみのある暮らしの道具たちをこの機会に店頭にてご覧ください。

次回のブログでは行楽シーズンに最適なアイテムをご紹介します。お楽しみに！

松野屋
和ぼうき 東京型
サイズ：約W37×D6×H100（cm）
素材：ほうき草 他
価格：10,450円（税込）

トタン文化ちりとり
サイズ：W27×D8×H30（cm）
素材：トタン
価格：660円（税込）

藤一本手買物かご角（大）
サイズ：約W31×D22×H33 ハンドル含む（cm）
素材：インドネシア産籐、針金 他
価格：12,100円（税込）

※なくなり次第終了する商品もございますのでご了承ください。

自由が丘店スタッフ 木原