USER'S VOICE
学生時代からの憧れでした
昔からレトロな建築を見て回るのが好きでした。
学生時代のある日、古いオフィスビルを見学した時のこと。ふと、ホールの一角に置かれた応接セットに目が留まりました。かなり古くて使い込まれた家具だったのですが、存在感と貫禄がある一方で、椅子やテーブルのフォルム、質感あるモスグリーンの張地がなんだか新鮮に感じて、思わず見惚れていたのを覚えています。
サイズ感はコンパクトで日本製とわかるのに、欧米のミッドセンチュリーモダンな感じもする。後になって、それが1960年代当時の古いKチェアだったと知りました。
その後、カフェなどでよく似た椅子を見かけるようになり、皆どこで手に入れるのだろう?と疑問に感じていたところ、会社の先輩からの情報でカリモク60というブランドの存在を知りました。
それから、かなり時は経ち、結婚を機に新居に引っ越し、リビングのソファとテーブルを購入することに。すぐに学生時代のKチェアとの出会いが蘇ってきて、カリモク60は外せない...と思っていました。
一方で、古く味わいのある空間に似合うKチェアの印象がとても強かったので、ウォールナット色のこっくりとした色合いや雰囲気はマンションの一室である我が家には少々重たいかな?と思っていたのも事実です。
そんな折、カリモク60豊洲店に伺い、ピュアビーチ色にウールナップブラウンの張地を合わせた、今までにない軽やかな雰囲気のKチェアを見て、「これぞ求めていたKチェア!」と正直一目惚れでした。
単なる復刻を超えた、新たなKチェアの魅力や可能性がそこにありました。
実際に座った印象は、まさに快適の一言。
そして普遍的なデザインの良さを毎日感じています。
大切に使い続けて、いつか出会ったあのKチェアのように、家具も私たち夫婦も、素敵な貫禄を身に付けられたらいいなあと思っています。
■Kチェア2シーター ウールナップブラウン(終了張地)